ノコギリヤシの詳細

南国とまではいかなくても、日本でも比較的暖かい気候の所へ行くとよく見られるのが「ヤシ目ヤシ科」の植物たち。
ハリのある固そうな葉が特徴ですが、ヤシ科の中にも様々な植物があり、分類されています。
古来から多くの種類で色々な利用法が編み出されてきました。
ココヤシ、ナツメヤシ、アサイーなどは食用として有名ですね。

そんな中であまり聞きなれない「ノコギリヤシ」をご存知でしょうか?
ヤシ科の植物は背が高いものが多い中、ノコギリヤシは比較的小さな分類に入り、高さ2mから4mです。
幹が真っ直ぐ育つことは少ない植物で、あまり成長は早くありません。
しかし丈夫なので長寿の植物としても知られています。

実はこのノコギリヤシが意外な分野で注目を浴びているんです。
果実が前立腺肥大症の治療薬として現在研究中とのこと!

・前立腺とは
前立腺は解剖学的に、膀胱の下にあり、尿道を取り囲むような形で存在する臓器です。
前立腺から前立腺液が分泌され、これは精液の構成成分となります。
射精によって体外に放出された精液の中にある精子を保護する役割と、エネルギーを補充する役割があります。

・今と昔では違う
生殖機能のため、年齢とともに必要がなくなってくるので、前立腺が委縮するか肥大するかどちらかに分かれます。
日本人男性の場合、昔は前立腺が委縮することが一般的でしたが、食生活が向上した現在では、日本人男性の8割が前立腺が肥大すると言われています。

・前立腺肥大で困ること
前立腺肥大症の原因として、加齢や喫煙、性ホルモン、肥満、アルコール摂取、肝硬変、高血圧、遺伝などが考えられています。
しかし、直接的な原因であるかは現在も明らかにはなっていないのが現状です。
前立腺が肥大すると、尿道が閉塞されてしまい、排尿の際に困難を生じます。
排尿に難があることは様々な病気の元となるため問題なのです。

このように、これまであまり解明されていなかった前立腺肥大治療に光を差したのがノコギリヤシなんです。
現在も様々な国で研究が行われている段階ですので、結果発表に期待が持てますね!