ノコギリヤシを育てる場所

近年様々な健康効果が期待できるとして研究が進んでいる野菜、果物、植物などが多数ありますが、中でも最近注目されているのが「ノコギリヤシ」です。
ノコギリヤシは南国でよく見られるヤシの一種の植物です。
ノコギリヤシ属は単型といって、そのグループには縁類のものが存在しない植物のため、他のヤシの植物とは似ているようで様々な相違点があります。

育つ場所は砂浜などで、砂浜では密集して群生する特徴があります。
短い幹は真っ直ぐ伸びることはなく、いくつか絡み合うように群生し、葉は他をよけながら太陽に向かって伸びています。
アメリカの南西部のニューメキシコ州、アリゾナ州、テキサス州、カリフォルニア州、ネバダ州、ユタ州、コロラド州あたりが原産地です。アーカンソー州などの内部でも見られることがまれにあります。
南西部は晴天の日が大変多く、乾燥気味な地帯です。どこまで車を走らせても乾燥した地面に、ポツポツと植物が群生しているような景色です。

ノコギリヤシは固有種といって、アメリカ南西部を含む、大西洋岸の平野から、メキシコ湾の岸低地あたりの地域でしか生息や繁殖、生育しない特産種でもあります。
日照りが続く地帯で生息していることもあり、非常に丈夫で長生きする植物です。
フロリダでは推定樹齢500年から700年の個体もあるほどです。
ぐんぐん伸びることはなく成長は極めて遅いというのも特徴的です。

固有種ではありますが、日本で栽培することも可能です。
輸入苗を扱う販売所では「シルバー・ノコギリヤシ」という名前で扱われています。
葉の色が太陽に照らされるとシルバーに見えるんだそうです。
それほどツヤがあってハリのあるノコギリのような葉をしています。

成長が遅いので鑑賞用としては面白くないかもしれませんが、実は寒さにも強い面があるため、関東近郊くらいまでなら、地植え・鉢植えともに問題無いそうです。
成長が遅い分、その形を保っているので家のシンボルツリーとしても良いのでは?